98年から2004年まで週刊少年ジャンプにて連載された作品。ジャンプ本誌連載時は敢えなく打ち切り終了せしたが、2008年から刊行された完全版にて当時執筆しきれなかったストーリーを書き下ろす事で、2009年にめでたく完結を迎えました。
森羅学園中等部に通う小山田まん太は、ある日墓場で幽霊と交流する少年・麻倉葉と出会う。なんだかゆるい葉と友達となったまん太は、葉がシャーマンである事、500年に一度行われるシャーマンキングを決める戦いを知り、そして自身も関わっていくことになる。
ジャンプで最も思い入れのある漫画の一つです。
武井先生の作品は、前作「仏ゾーン」から読んでいましたが本作はちょっと特別な位置にあります。
基本的には少年漫画誌らしくない作品だと思います。武井作品独特のノリは俯瞰・客観的視点があるから生まれています。その視点はある意味で、少年漫画の読者層より上の経験を積んだゆえの諦観を含んでいます。
また、ここまで読者に自己投影の余地を与えない作品も他にありません。それは絶対的なキャラクターの確立でもあります。少年漫画の枠では納まらないほどに「甘え」を許さないのです。
主人公・麻倉葉も少年漫画の構図において激しく異端。
「楽に暮らす」「なんとかなる」を信念とした主人公を私は麻倉葉以外に見たことがありません。
本作は、その異端な信念に芯を通すようにストーリーを綴っていきます。その全てが辛辣ゆえに濃厚。しかし徹底的にシニカルです。
これらの規格外の要素、またはテーマを「少年漫画」に仕上げたのは、武井先生のセンスとしか言いようがありません。絵・構成・バトル全てに前述の理念を通すだけの必然的センスがあったから、本作は少年漫画足り得たのではないかと思います。
連載後期は、いつ打ち切りになってもおかしくないと読者ながらに感じていました。今思えば、ここまで規格外が揃った作品が、あれだけ連載を続けたことがもう奇跡に思えてしまいます。
だから打ち切りは驚きはありませんでした。ただ空しさがあっただけです。それでも時を越えて完結を迎えた時に、本作の強さへの認識の甘さを痛感しました。
私は、あんなに優しさに満ちた作品が望まれて終えたことにただ感動しています。
森羅学園中等部に通う小山田まん太は、
ジャンプで最も思い入れのある漫画の一つです。
武井先生の作品は、前作「仏ゾーン」
基本的には少年漫画誌らしくない作品だと思います。
また、
主人公・麻倉葉も少年漫画の構図において激しく異端。
「楽に暮らす」「なんとかなる」
本作は、
これらの規格外の要素、またはテーマを「少年漫画」
連載後期は、
だから打ち切りは驚きはありませんでした。
私は、