個人的に中川家というお笑い芸人が好きだ。特に弟の礼二が好きだ。
テレビのチャンネルを変えていて彼が写っていると思わず手を止めてしまう。
彼のモノマネは過去に観たことがあるものでも、何度見ても笑える。
それほどモノマネのクオリティが高いのだ。
またモノマネをする対象もそこらへんにいるオッサンだとかオバサンだとか、
一見するとモノマネの対象にはならないような普通の人であったりする。
あえてそこに着眼する礼二の発想は、まさに誰もマネできないだろう。
電車のアナウンスのモノマネなんてもはや芸術の域にすら感じる。完璧すぎて可笑しい。
また中川家をコンビという視点で観察してみても面白い。
小柄で臆病そうな顔つきの兄と大柄で一見強面の弟。本当に同じ親から生まれてきたのかと思うほど似ても似つかない。
そして弟の方がしっかり者的な印象を与えているところもちぐはぐな感じで良い。
しかし彼らが実に息の合ったテンポのよい漫才をしているとやはりそこには血のつながりや絆を感じずにはおれない。
ネタの打ち合わせなんかはほとんどしないらしいのだが、それでいてあの出来はある種の風格さえ感じてしまう。
兄の入院なんかで時々活動の縮小が伺える場面もあったが、
その安定した笑いのセンスはいつまでも衰えることなく発信し続けてほしいと願うばかりである。